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外食産業と内部被曝の話
皆さん、エシカル消費という言葉をご存知でしょうか?
エコやロハスと言う言葉は大分有名になってきましたが、エシカルは未だ知らない人も多いのではないでしょうか。簡単に説明しますとエシカル(ethical)とは、「倫理にかなった」「道徳的な」という意味で、エシカル消費は、地球環境に配慮したり社会貢献したりすることを考えた「倫理的な」消費活動のことをいいます。
具体的には、レジ袋を断りエコバックを使う、環境に配慮した商品を購入する 、フェアトレード商品を購入する 、寄付金付き商品を購入するなどの消費行動を指し、このような消費をする人を「エシカルコンシューマー」と呼んだりします。ガソリン車よりもハイブリットカーを選ぶ人もエシカルコンシューマーですよね。
こういう書き方とすると、なんだよ、金持ちの綺麗事かよ。と思う人もいるかもしれません。でも、そうじゃありません。この日記を最後まで読んでもらえればそうじゃないと言う事も分かってもらえると思います。
これからの肉の評価基準と外食産業の今後について思う事でも書きましたが、僕はあまり値切るのを身上としていません。勿論、モノを右から左に流すだけで利益を得ている所に対しては価格交渉はしますが、当店で使用している鮮魚・野菜・佐賀牛・七山村の卵・有田焼の器などは、よほどのことがないかぎり僕は値切ったりもしませんし、言い値で買うようにしています。
先に言っときますが、綺麗事を言うつもりはありません。
同じ品質のものなら安いに越したことはありません。
なぜなら、お客さんにも安く提供できるから。
同じ品質のものなら、です。
当店は生産者から直接買う商品が多いように思います。そういった人たちは、正直そんなに儲けていません。ほどほどには儲けていますが、良い生産者は商売が下手な人が多いのです。そんな商売人たちから値切って値切って行けば、彼らは応じるかも知れません。
でも、安く叩かれてしまえば何処かで帳尻を合わせなければなりません。
それは餌代かも知れません。
安かろう悪かろうの食材を仕入れて持ってくるかもしれません。
人が良いばかりに、商売が成り立たず、良い精神状態で伸び伸びと仕事が出来ないかもしれません。
だから、僕は良い仕事をしてもらえるように、言い値で買うように心がけています。そして、人より苦労をしている分、人より儲けて、またそれを自分たちの実りある人生にどんどん使って欲しいと思っています。
これもまた、身近なエシカルなのです。
東南アジアのスモーキーマウンテン(ゴミの山)で
生きる東南アジアの子供達
1日中、ごみ拾いをして稼ぐお金は70円。
早い子で4歳から その山に「働き」に出る。
その現場で、7才の女の子に
「夢はなんですか?」
と聞いたところ、
「大きくなるまで生きている事です」
と答えたという。
親は、
「子供が大きくなっても生きていけるように。。。」
そう願い、生まれたばかりのわが子の足を切り落とす。
誰かの施しを受けて
生きていけるように。
生まれる国を間違えたら
自分はどうやって生きていくのだろう。
そう考えたこともありました。
しかし、今の僕には東南アジアの少年少女を救う力はありません。
しかし、身近な少年少女を救う事は出来ると思います。
なぜ、こんな話をするかと言うと、半年ほど前、僕が役員をしている東京の会社に行ったときの事でした。東京について1週間もたたない日曜日の夕方、現場で起こった今でも忘れない光景があります。
有楽町の高架下にあるお店にベビーカーを押して来店された夫婦のお客さん。
子供さんはおいくつですか? どこからいらっしゃったんですか?など、
他愛もない世間話をしていたらお客さんからも尋ねられました。
お兄さんは結婚は?子供さんはいるの?と
そして、単身赴任で寂しくない?と聞かれた時こう答えてしまいました。
『東京は働くには良いけど、小さな子供を育てるにはチョット・・・・・・放射能が怖くて・・・・・・・・』と。
それを聞いた時の若い夫婦が
『そうですよね。。。。。。』と言って
寂しいような悔しいような複雑な顔をされたのを忘れる事が出来ません。
僕も自分のデリカシーのなさに気づいて
『あ。。。。。。。すいません。。。。。。。』と答えてしまいました。
彼らは、彼らの子供は、逃げる事も許されず、
毎日心の隅っこになんとも言えない消えない不安を抱えながら
せめて自分の子供だけは何もありませんように、と祈るしかないのです。
そして、身近にある食べ物は放射能に汚染されてるかどうかわからない、
誰を信じていいのか分からない、
そんな状況で日々の食事を作っているんだと教えてくれました。
そんな出来事も忘れてしまっていた先月、東京の現場の社長から
こんなことを言われました。
福島市の青果卸売り市場の取引量が市場開設以来最高になってるが、
売上額は市場最低を更新しているとか。
全国に店舗を展開している外食チェーン店や
そこに食材を卸している会社などが安く大量に仕入れていくためらしい、と。
そして、
金はかかるかも知れんが、九州に加工場を作って
東京に食材を送ろう。
自分たちの身は自分たちで守る。
そして、お客さんの身は俺たちが守るんだ。
必ず、見ていてくれる人がいるはずだ。と。
言われました。
身内ながら素晴らしい決断だと思いました。
そして、その工場が近々お披露目になります。
詳しくは、ヒノマル食堂に住む招き猫のブログで発表されるのではないでしょうか?
(先走って話してごめんなさい)
さて、冒頭でも書きました。
これは綺麗事ではないのです。
会社の理念とは
自分たちのポリシーとは
本物の経営者とは
世の中に必要とされる経営者とは
単なる綺麗事ではなく
会社に利益をもたらしながら
存続を続け、努力を続け
目立っても目立たなくても
お客さんに評価されて生き続けていくことなのではないかと思っています。
エシカル消費。
四季折々にはぐくまれ
神道を尊び
八百万の神に感謝をして
自然と共に生きる
古来より目指してきた日本人の真の幸せをもう一度考えてみても良いかもしれません。