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お母さんへ
当店はコース料理が主体の店で
予約をしてから来店されるお客様が多いです。
女性のお客様が多かった事もあり
子供を連れて来店されることもしばしば。
そんな時、一番対処に困るのが
周りの迷惑顧みず騒ぎ出す子供達です。
店自体が日本家屋を改築して作ってあったので
マンションやアパート住まいの
お子さんからしてみれば嬉しかったのでしょう。
廊下をバタバタ走り回り
大声を出し
挙句の果てにはかくれんぼ・・・
気持ちは分かるんです。
好奇心旺盛な子供達ですから。
しかし、他のお客さんからしてみれば
せっかく静かな食事をしに来たのを台無しにされ、見るからに不機嫌です。
お母さん達にしてみたら
せっかくのランチのときぐらい子供をほったらかして
おしゃべりしたい気持ちも分かります。
少しぐらいのことなら僕達も大目に見ます。
しかし、あまりにひどいようなら、
子供の気持ちは分かるけど大人しくさせるのが親の役目でしょう。
しかし、最近ではそのことを注意すらしない
お母さん達が何処にいっても目立ちます。
そんなときの店側の対処としては
まず子供に、自分の席に戻るように言います。
しかし、それでも言うことを聞かなければ
他のお客さんたちの手前
一言、言いに行かざるを得ないのです。
何も対処をしていないと思われてしまうのは
僕達としても避けなければなりませんから。
勿論、お母さん達の気持ちを斟酌して
すまなさそうに、サラッとお願いします。
いきなり店長自ら言いに行けば事が大きくなってしまうので
女性の仲居さんにお願いして
「他のお客さんもいらっしゃいますので、すいませ~ん」
と。
これで分かってくれるお客様が大部分ですが、
まるで、金さえ払えば何をしてもかまわないでしょ?
と、言わんばかりの態度の人も中にはいらっしゃいます。
挙句の果てには
注意しに来たことを非難する始末。
最終的には僕が出て行かざるを得ません。
一度、こんなことがありました。
穏便に穏便に話をしようとする僕を見て
気が弱いと勘違いしたお客さん。
何を血迷ったのかこんなことを言います。
「あなたみたいに若い人が経営者だから
従業員の教育が出来てなくても仕方ないわね。」
実際に粗相があったのなら
平謝りの僕も、筋違いのこの言葉に
初めて怒りを覚えました。
周りには事の成り行きを静かに見ている
他のテーブルのお客さんがいます。
しかし、そこまで言われて黙っているほど、
大人しくは有りません。
それでも、抑えに抑えて言葉を選んでこう言いました。
「確かに私はまだ若造です。
従業員の教育が行き届いていない所も
多々あると思います。
もしそれでお客様に不愉快な思いをさせたのなら
それは私の責任ですから謝ります。
しかし、従業員の不始末の責任を私に取れと
言われる理由そのままに、
お子様が他のお客様に迷惑掛けられて
いるのは親の責任ではありませんか?」
もちろん、御客様は何も言い返しませんでした。
御自身が一番良く分かっていたのでしょう。
しかし、何度思い返しても、後味の悪い思い出です。
お世話になった親方のこんな言葉が頭をよぎりました。
筋を通せば角が立ち
自分を殺せば腹が立つ
あぁ、この世は生きにくい・・・・・
最近流行?の 「自己虫」 明日は我が身かもしれません。
「情熱のシェフ-南仏・松嶋啓介の挑戦」

最近読んだ本です。
私と同じ年齢で、ミシュランの一つ星をとった福岡出身の料理人です。
世界を舞台に戦っています。
凄いですね。と言うつもりはありません。
今に見てろよ。という気持ちです。
いずれ必ず同じ舞台に上がって見せます。
その日までしばしの辛抱・・・・・
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予約をしてから来店されるお客様が多いです。
女性のお客様が多かった事もあり
子供を連れて来店されることもしばしば。
そんな時、一番対処に困るのが
周りの迷惑顧みず騒ぎ出す子供達です。
店自体が日本家屋を改築して作ってあったので
マンションやアパート住まいの
お子さんからしてみれば嬉しかったのでしょう。
廊下をバタバタ走り回り
大声を出し
挙句の果てにはかくれんぼ・・・
気持ちは分かるんです。
好奇心旺盛な子供達ですから。
しかし、他のお客さんからしてみれば
せっかく静かな食事をしに来たのを台無しにされ、見るからに不機嫌です。
お母さん達にしてみたら
せっかくのランチのときぐらい子供をほったらかして
おしゃべりしたい気持ちも分かります。
少しぐらいのことなら僕達も大目に見ます。
しかし、あまりにひどいようなら、
子供の気持ちは分かるけど大人しくさせるのが親の役目でしょう。
しかし、最近ではそのことを注意すらしない
お母さん達が何処にいっても目立ちます。
そんなときの店側の対処としては
まず子供に、自分の席に戻るように言います。
しかし、それでも言うことを聞かなければ
他のお客さんたちの手前
一言、言いに行かざるを得ないのです。
何も対処をしていないと思われてしまうのは
僕達としても避けなければなりませんから。
勿論、お母さん達の気持ちを斟酌して
すまなさそうに、サラッとお願いします。
いきなり店長自ら言いに行けば事が大きくなってしまうので
女性の仲居さんにお願いして
「他のお客さんもいらっしゃいますので、すいませ~ん」
と。
これで分かってくれるお客様が大部分ですが、
まるで、金さえ払えば何をしてもかまわないでしょ?
と、言わんばかりの態度の人も中にはいらっしゃいます。
挙句の果てには
注意しに来たことを非難する始末。
最終的には僕が出て行かざるを得ません。
一度、こんなことがありました。
穏便に穏便に話をしようとする僕を見て
気が弱いと勘違いしたお客さん。
何を血迷ったのかこんなことを言います。
「あなたみたいに若い人が経営者だから
従業員の教育が出来てなくても仕方ないわね。」
実際に粗相があったのなら
平謝りの僕も、筋違いのこの言葉に
初めて怒りを覚えました。
周りには事の成り行きを静かに見ている
他のテーブルのお客さんがいます。
しかし、そこまで言われて黙っているほど、
大人しくは有りません。
それでも、抑えに抑えて言葉を選んでこう言いました。
「確かに私はまだ若造です。
従業員の教育が行き届いていない所も
多々あると思います。
もしそれでお客様に不愉快な思いをさせたのなら
それは私の責任ですから謝ります。
しかし、従業員の不始末の責任を私に取れと
言われる理由そのままに、
お子様が他のお客様に迷惑掛けられて
いるのは親の責任ではありませんか?」
もちろん、御客様は何も言い返しませんでした。
御自身が一番良く分かっていたのでしょう。
しかし、何度思い返しても、後味の悪い思い出です。
お世話になった親方のこんな言葉が頭をよぎりました。
筋を通せば角が立ち
自分を殺せば腹が立つ
あぁ、この世は生きにくい・・・・・
最近流行?の 「自己虫」 明日は我が身かもしれません。
「情熱のシェフ-南仏・松嶋啓介の挑戦」

最近読んだ本です。
私と同じ年齢で、ミシュランの一つ星をとった福岡出身の料理人です。
世界を舞台に戦っています。
凄いですね。と言うつもりはありません。
今に見てろよ。という気持ちです。
いずれ必ず同じ舞台に上がって見せます。
その日までしばしの辛抱・・・・・
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